夏菜、能年玲奈へ涙のバトンタッチ！ NHK連続テレビ小説のヒロイン交代
19日、NHK連続テレビ小説のヒロインのバトンタッチ・セレモニーが東京・NHK放送センターで行われ、30日に最終回を迎える「純と愛」のヒロイン夏菜と4月1日から放送の「あまちゃん」のヒロイン・能年玲奈が出席。目にうっすらと涙を浮かべる場面もあった夏菜は「これから放送が始まって、いろいろ意見があっても、負けずに頑張って」と先輩として能年に力強くアドバイスした。
夏菜にとっては今日で「純と愛」のイベントも最後。心身共に苦しみながら駆け抜けた1年間を振り返り「この瞬間がくるなんて想像していなかったし、やっと今日で終わるんだなと実感が湧いて寂しい……」と目を赤くしながらコメント。自身とは対照的にのびのびと撮影を行っている能年へ「さっき（楽屋で）お話を聞いていたら『楽しいです』と言っていたので、このまま最後まで楽しんで突っ走って頑張ってください」とエール。
一方の能年は「本当に長い撮影だなと実感しています」と撮影中の心境を明かし、花束を受け取ると「なまりのバトンが重くのしかかってきたようで、すごく実感が湧きました」と気を引き締めた。夏菜については「かっこいいお姉さんで、パワーを分けてもらっています」と語り、フレッシュな笑顔をはじけさせた。
恒例のプレゼント交換では夏菜はドラマの舞台・沖縄県にちなんだ「島ぞうり」と「シーサー」を、能年は作品の舞台・岩手県久慈市の「琥珀のネックレス」と「生ウニ」を持参した。
能年が主演を務めるNHK連続テレビ小説「あまちゃん」は宮藤官九郎が脚本を担当する人情喜劇。岩手県の田舎町で海女さんを目指すうちに地元アイドルに成長した女子高生のアキ（能年）が、やがて本格的にアイドルを目指し東京に出て、奮闘する姿を描く。（取材・文：中村好伸）
NHK連続テレビ小説「あまちゃん」は4月1日から9月28日までNHK総合ほかにて放送予定（全156回）