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BOOWY解散宣言ライブを劇場上映!ドラマー高橋まことがあの日を語る

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1987年12月24日を振り返った高橋まこと
1987年12月24日を振り返った高橋まこと

 ライブシネマ『BOOWY 1224 FILM THE MOVIE 2013』前夜祭上映が20日、新宿ミラノ座で行われ、伝説のロックバンドBOOWYのドラマー高橋まことが舞台あいさつに登壇した。

高橋まこと登壇!『BOOWY 1224 FILM THE MOVIE 2013』前夜祭写真ギャラリー

 1987年12月24日クリスマスイブの渋谷公会堂。BOOWYが人気絶頂の中で行った解散宣言は、日本音楽シーンを揺るがす「事件」として語り継がれている。この日のライブは5台の16ミリフィルムを駆使して撮影されていたにも関わらず、「1224」というナンバリングが付けられたまま、長らく倉庫の片隅に眠っていたという。

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 フィルムには、この伝説のライブで演奏された全ての楽曲はもちろんのこと、アンコール前の楽屋風景、解散宣言後の騒然とした空気、そして解散のうわさを聞きつけ、渋谷公会堂前に集まった暴動寸前の数千人のファンの姿など、当日の「事件」が克明に記録されている。映像自体は、2001年にDVDで発表されていたが、今回はこれらの素材を5.1chサラウンドでチューンアップ。圧倒的な音圧と大画面で、まるで渋谷公会堂に居合わせているかのような臨場感をもたらしている。

 このフィルムについてギタリストの布袋寅泰は「苦しくて観れない」とツイッター上でコメントを寄せているが、一方の高橋は「映像で残してもらえるのはうれしいですよね」と笑顔を見せ、さらに「渋谷公会堂に入るときに、地べたをはうようにしてカメラを撮っている人がいて、何だろうと思っていたんだけど、それがこれだったんだ」としみじみ付け加える。

 高橋によると、当時の12月24日まで、BOOWY解散の事実を知っていたのは4人のメンバーと一部のスタッフだけだったという。「最初に楽屋に入ってきたときは、厳しい感じがなくて、リハも普通だった。でも、ライブ前にプロデューサーが、PAや照明なんかのスタッフを全部集めて、今日は解散を宣言すると言った途端に雰囲気がキュッと締まった。今日は普通じゃないんだと伝わったのだと思う」と述懐。さらに「もしもBOOWYが続いていたら」という質問には「残念ながら続いていないからね」と前置きをしたうえで、「今でもドラムをたたいているので、きっとドラムをたたいていただろうね」と笑顔を見せた。(取材・文:壬生智裕)

ライブシネマ『BOOWY 1224 FILM THE MOVIE 2013』は3月23日より公開(21日より先行上映)

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