ダスティン・ホフマン、21年ぶりに来日決定!
75歳にして映画『カルテット!人生のオペラハウス』(4月19日公開)を初監督したオスカー俳優ダスティン・ホフマンが、同作を引っ提げ4月に来日することが決まった。ダスティンの来日は映画『フック』(1992年公開)のPR以来、実に21年ぶり。監督としてはもちろん初来日となる。
4月8、9日に記者会見やジャパンプレミアへの登壇を予定しているダスティンが、満を持して初監督した『カルテット!人生のオペラハウス』。引退した音楽家たちが暮らす音楽の館「ビーチャム・ハウス」を舞台に、過去の栄光を引きずった4大“旧”スターが、同ハウスの存続をかけて史上最高齢のオペラコンサートに挑む姿を描いた悲喜劇だ。
かねてから映画監督を夢見ていたというダスティンが、本作を監督デビュー作と決めたのは、泣くほどに心を揺さぶられた脚本だったからだという。「飛行機の機内でこの作品の脚本を読み終えたとき、妻が僕を見ていたんだ。目に浮かんだ涙を見て“どうして泣いているの?”と聞かれてね。わたしは普段泣いたりしない。非常に批評的だから。“これは、やらないといけない!”と思ったんだ」。
『クレイマー、クレイマー』『レインマン』で2度のアカデミー賞主演男優賞に輝いたダスティンが初メガホンを取る本作に集結したのは、マギー・スミスやトム・コートネイ、ポーリーン・コリンズ、ビリー・コノリーらイギリスの名優たち。彼らがタッグを組み、「人生を強く生きるということ、それだけだ。与えられた人生はわずかな時間しかない。グズグズしないで今すぐ動こうということだよ」というダスティンのメッセージを表現する。(編集部・小松芙未)
映画『カルテット!人生のオペラハウス』は4月19日よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開