『オーシャンズ11』模倣犯出現 オーストラリアのカジノが被害
オーストラリア最大のカジノCrownが、映画『オーシャンズ11』を模倣した詐欺の被害に遭い、3,200万オーストラリアドル(約30億円 1ドル100円計算)をだまし取られたとHeraldSunが報じた。
HeraldSunによると、犯人が詐欺のために挑んだのは、トランプゲーム。カジノのセキュリティーシステムに入り込み、監視カメラを用いて遠方から手札を確認。イヤホンでそれを伝え、違法に3,200万オーストラリアドル(約30億円)を稼いだという。事件には、VIPルームの接客責任者も関与していたと報じられている。
海外ではその手口が、さながら映画『オーシャンズ11』(2001)のようだと話題になっている。なお、『オーシャンズ11』は、ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ、マット・デイモンが共演し、日本でも興行収入70億円の大ヒットを記録した作品。11人のプロフェッショナルが、カジノでの強盗計画に挑むさまを描いていた。(編集部・島村幸恵)