「絶望先生」久米田康治がキャラ原案!森見登美彦「有頂天家族」がアニメ化!
人気作家・森見登美彦の小説「有頂天家族」がテレビアニメ化されることが発表になった。キャラクター原案は、「さよなら絶望先生」「かってに改蔵」などで知られる人気マンガ家・久米田康治が務める。
原作は、「夜は短し歩けよ乙女」やアニメ化もされた「四畳半神話大系」などの人気作家・森見登美彦による、たぬき一族をめぐる作品。たぬきの名門「下鴨家」の三男で「面白きことは良きことなり」がモットーの下鴨矢三郎を主人公に、おちぶれた兄弟や愛情深い母、隠居中の大天狗、神通力を持つ美女・弁天、宿敵・夷川家など個性的なキャラクターたちとの交流と共に、笑って泣ける一家の物語がつづられる。
アニメ化にあたっては、久米田が自身の作品以外で初めてキャラクター原案を提供。たぬき姿の矢三郎にいたるまで見事に具現化された各キャラのイラストには、どれも久米田独特のセンスが光っている。さらに矢三郎を演じる櫻井孝宏はじめ、諏訪部順一、吉野裕行、中原麻衣、井上喜久子、能登麻美子ら実力派声優陣の演技にも注目だ。
アニメーション制作は「true tears トゥルーティアーズ」「花咲くいろは」「TARI TARI」などで知られるP.A.WORKS。「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の演出や「東のエデン」シリーズの副監督を務めた吉原正行が監督に挑戦する。テレビアニメーションシリーズの監督は初となる吉原は、「プッと笑ってしまう登場人物達の何気ない会話や兄弟個々の事情に目が潤んだり、原作を読んで面白いと感じたソレを同じように感じる事が出来る映像にしたい…。ただただそんな思いで作品を作っています」と意気込みを語っている。
6月16日には作品の舞台である京都でイベントを開催。およそ400年前から歌舞伎発祥の地で上演を続ける、日本最古の歴史と伝統をもつ歌舞伎劇場「京都四條南座」において、アニメーションとしては初となる先行プレミアイベントが開催される。(編集部・入倉功一)
アニメ「有頂天家族」は7月放送予定