蛭子能収、堤真一主演『俺はまだ本気出してないだけ』を乗っ取りか?
漫画家・蛭子能収が、映画『俺はまだ本気出してないだけ』の堤真一から、4月1日のエイプリルフール限定で主役の座を奪ったことが明らかになった。同日、同作のオフィシャルサイトは蛭子の主演バージョンに変更され、まさに“蛭子の乗っ取り”ともいうべき事態に発展している。
さえない堤真一の姿…映画『俺はまだ本気出してないだけ』場面写真
ある日突然会社を辞めた42歳バツイチ子持ちの中年男・大黒シズオ(堤)が漫画家になると宣言したことから巻き起こる騒動を描く同作。堤がモジャモジャ頭のさえない男を演じていることも話題だが、蛭子はちゃっかり自分がシズオに成り代わったポスターまで撮影……とノリノリ。
「皆さん忘れているかもしれないけど、わたしは漫画家なんですよ!」と漫画家志望という役柄に自信を見せた蛭子は、「堤さんを期待していた人にはがっかりさせちゃうかもしれないけど、蛭子能収の新しい魅力もぜひ知ってください!」と猛アピール。一方で、「この企画にわたしを選んでくれてありがとうと言いたいです」と謙虚にこの大抜てきを喜んでいた。
堤や、本作でメガホンを取った「コドモ警視」シリーズ、「勇者ヨシヒコと悪霊の鍵」などの鬼才・福田雄一監督も、このエイプリルフール限定企画を心から楽しんでいるようで、「この役は僕より蛭子さんのキャラが合っているので、代わりにやってもらってください(堤)」、「公開まで時間がないので、本気出して撮り直すしかありません(福田監督)」と主役・蛭子を公認している。
本作は、青野春秋の人気同名漫画を実写化したコメディー・ドラマ。堤が主演を務め、橋本愛、生瀬勝久、山田孝之、濱田岳、水野美紀、指原莉乃、石橋蓮司らバラエティーに富んだ豪華キャストが共演している。なお、蛭子も居酒屋店主役で本編にきちんと出演している。(山下千香子、編集部・小松芙未)
映画『俺はまだ本気出してないだけ』は6月15日より全国公開