名曲「イエスタデイ」は電子音楽になるはずだった!ポール・マッカートニーが明かす!
ザ・ビートルズの代表曲である「イエスタデイ」について、当初は現在知られているものとは別のアレンジをするつもりだったと元メンバーのポール・マッカートニーが明かした。
「イエスタデイ」は1965年に発表されたザ・ビートルズを代表する一曲。作詞・作曲はジョン・レノンとマッカトニーの共同クレジットである「レノン=マッカトニー」名義になっているものの、実質的にはリード・ボーカルを務めているポールの作品であるとされており、夢の中で思いついたメロディーが基になったというエピソードは有名だ。バイオリンやチェロといった弦楽(ストリングス)を使用したアコースティック・バラードとして高い評価を得ており、今なお多くのアーティストがカバーしている。
だが、The Sunによると、ポールは当初、現在のように弦楽を中心としたアレンジではなく、別のアレンジをするつもりだったことを告白。テレビドラマ「ドクター・フー」のオープニングテーマを手掛けたことを知られる電子音楽家のデリア・ダービシャーさんにシンセサイザーを使用したアレンジを頼むつもりだったといい、「彼女を訪ねたこともあったよ。電子音楽のサポートをお願いするつもりだったんだ」とポールは明かしている。
だが結局、コラボレーションは実現することなく、「イエスタデイ」は現在知られているアコースティック・バージョンで世に出ることに。詳しい経緯をポールが口にすることはなかったものの、もし別のバージョンになっていたら、同曲の評価も少し変わったものになっていたかもしれない。(編集部・福田麗)