売れないお笑い芸人の奥さんは大したもの!内村光良がお笑い界の真相を激白!!
放送作家・鈴木おさむの小説を映画化した『ボクたちの交換日記』で、監督を務めたウッチャンナンチャンの内村光良と、お笑いコンビにふんした伊藤淳史・小出恵介が、撮影時のエピソードやお笑い芸人を支える女性たちについて語った。
売れないお笑いコンビの生きざまをリアルに描き、「泣ける」と話題になった原作「芸人交換日記 ~イエローハーツの物語~」を、お笑いのプロである内村監督が独自の視点で映像化した本作。コンビのボケ役・田中(伊藤)とツッコミ役・甲本(小出)を支える、恋人や妻、娘(長澤まさみ・木村文乃・川口春奈)が登場するが、内村監督は「彼女たちは僕の理想の支えてくれる女性」と断言。そして、「売れない時代をずっと一緒にいてくれる人の存在が、お笑い芸人をすごく勇気づけてくれる。そんなお笑い芸人の奥さんって、本当に大したものですよ!」と語った。
また、映画ならではの見どころの一つが、劇中で披露される内村書き下ろしのコントだ。「最初は伊藤くんと小出くんに既存のネタをやってもらったんだけど、その人によって合うもの・合わないものがあるんですよね。だから、二人のキャラに合わせて書いていきました」とコントの奥深さを再確認した様子の内村監督。
一方、コントのツッコミ役に初挑戦した小出は、「コントには観客を笑わせるというゴールがあるんです。舞台の芝居で笑わせるくだりがあったとしても、それは芝居の一部だから実際に笑ってもらわなくてもいい。そこが大きく違うので本当に大変でした」と人を笑わせることの難しさを痛感したことを打ち明けた。
そんな小出と同じく伊藤もコント初挑戦。あまりの難しさに自宅でもボケの練習を繰り返していたそうだが、「僕の奥さんがボケで笑ってくれたり、相方のセリフを読んでくれたりしたので助かりました。これ、ノロケです(笑)」とコント習得の陰に内助の功があったことを告白。そして、他の二人の「いい奥さんだね!」との声に満面の笑みを浮かべた。内村監督の作・演出による伊藤&小出のコントと、共に夢を追い続けたお笑いコンビの行く末を、ぜひとも劇場で見届けてほしい。(取材・文:斉藤由紀子)
映画『ボクたちの交換日記』は全国公開中