イケメン俳優のジュード・ロウ、新作『アンナ・カレーニナ』で頭髪が大変なことに!?
映画『リプリー』『アルフィー』といった作品で自身の二枚目すぎるルックスを生かした役どころを演じてきたイケメン俳優、ジュード・ロウの新作『アンナ・カレーニナ』での髪の薄さに、心配の声が上がっている。
ジュードが演じるのはヒロイン、アンナ・カレーニナの夫であり、19世紀末帝政ロシアの政府高官であるカレーニン。アンナはそんなカレーニンと若くして愛のない結婚をしながらも、良き妻、良き母としての日々を送っていた。ところが、アンナの前に魅力的な青年将校が現れたことから、夫カレーニンの平穏な人生も大きく狂っていく。
カレーニンに成り切ったジュードだが、気になるのが髪の量。このところのジュードは髪が薄くなってきているとはいえ、『アンナ・カレーニナ』では見事にはげ上がっているのだ。実はこのハゲ頭の真相、役のために髪をそったというもの。「厳格な倫理観と忠誠心を持ち、感情を自然に表せない」とカレーニンのキャラクターを細かく分析し、髪をそってまで威厳ある老年の男を演じてみせたジュード。
そんなジュードの思い切った役づくりを「ジュードは役に没頭していた。彼が性格俳優になれることはわかっていたよ」とジョー・ライト監督も絶賛。イケメン・オーラを封印し、妻に若い男と不倫される魅力に乏しい老いた男を自分のものとしているジュードを見れば、「これがあのジュード!?」と目を疑うのも当然だろう。
『アンナ・カレーニナ』はロシアの文豪トルストイの原作を基に、めくるめく恋愛を豪華絢爛(けんらん)な世界観で描いた文芸ロマンス。ジュード・ロウのほか、『つぐない』のキーラ・ナイトレイがアンナ・カレーニナを、『キック・アス』のアーロン・テイラー=ジョンソンがアンナと愛し合う青年将校を演じている。アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞した華やかな衣装も必見だ。(岩永めぐみ)
映画『アンナ・カレーニナ』は3月29日よりTOHOシネマズ日劇ほかにて全国公開