ニコラス・ケイジら参加のファミリー向けアニメ『ザ・クルーズ』が首位! -3月25日版
全米ボックスオフィス考
ドリームワークスのファミリー向け新作アニメ映画『ザ・クルーズ(原題) / The Croods』が、4,364万ドル(約39億2,760万円)の興収を上げ、2週連続トップだった映画『オズ はじまりの戦い』から首位を奪い新たな全米ナンバーワン映画となった。ドリームワークス・アニメの前作『ライズ・オブ・ザ・ガーディアンズ(原題) / Rise of the Guardians』が、さんたんたる結果だったため、『ザ・クルーズ(原題) / The Croods』のヒットは、ドリーム・ワークスにとって朗報となっている。(1ドル90円計算)
3週連続トップとはならなかった映画『オズ はじまりの戦い』写真ギャラリー
第2位は初登場で、3,037万ドル(約27億3,330万円)の興収をたたき出したジェラルド・バトラー、モーガン・フリーマン出演のアクション・スリラー映画『エンド・オブ・ホワイトハウス』。今年は、アクション映画のさえない年といわれているだけに、本作も当初はここまでヒットすると予測されていなかった。これまで今年のアクション・ヒット作とされていた映画『ダイ・ハード/ラスト・デイ』のデビュー週末興収を超え、映画ファン批評サイトのシネマスコアでもA-という成績がついており、来週以降の動向が注目されている。
第3位は、新作に3週連続トップを阻まれてしまった、『オズ はじまりの戦い』で2,157万ドル(約19億4,130万円)。そして第4位は、先週から48パーセント興収減で2ランクダウンしたハル・ベリー主演のサスペンス映画『ザ・コール(原題) / The Call』で890万ドル(約8億,100万円)となった。
トップ5最後を締めくくるのは、初登場が第5位というトホホなデビュー週末となってしまったティナ・フェイとポール・ラッド主演のコメディー映画『アドミッション(原題) / Admission』で615万ドル(約5億5,350万円)。シネマスコアでの成績もB-と、すでにガス欠気味。残念ながらこれからの巻き返しは期待できそうもない。
今週末に予定されている大型公開作品で来週チャート上位に食い込んできそうなのは、ファンお待ちかねの映画『G.I. ジョー バック2リベンジ』。3D化などの諸問題により、公開が今年に延びた作品である。果たして首位獲得なるか? (ロス取材・文:明美・トスト / Akemi Tosto)