『キャリー』のキンバリー・ピアース監督が刑務所ギャング組織、アーリアン・ブラザーフッドを映画化!
映画『ボーイズ・ドント・クライ』で衝撃なデビューを果たし、その後も映画『ストップ・ロス/戦火の逃亡者』『キャリー』など手掛けてきたキンバリー・ピアース監督が、刑務所内を本拠とするギャング、アーリアン・ブラザーフッドを題材にした映画『ザ・ブランド(原題) / The Brand』を映画化することがDeadlineで報じられた。
これは、アンソニー・マストロマウロとダニエル・ペランドが、製作会社フィルム360、アイデンティテー・フィルムズ、エンテンドレ・フィルムズと共に製作する予定の作品で、脚本は映画『スニッチ(原題) / Snitch』のリック・ローマン・ウォーが当初執筆していたが、すでに映画『メッセンジャー』のアレサンドロ・キャモンが改稿しているようだ。そして、今回新たに女流監督キンバリー・ピアースがメガホンを取ることになったようだ。
これは、2004年にニューヨーカー誌に掲載されたデヴィッド・グランの記事をもとに映画化される予定で、そのストーリーはアメリカ国内の刑務所内を拠点とするおよそ15,000人ものメンバーがいるとされる刑務所ギャング組織、アーリアン・ブラザーフッドが、連邦政府検察官グレゴリー・ジェスナーによって殺人、共同謀議、麻薬取引、恐喝などの様々な犯罪容疑で、同組織の主要メンバー、40人を起訴した事件を描くことになるようだ。
主要メンバーの人数を起訴するまで8年間も調査していたため、どのように映画としてまとめあげるか、キンバリー監督の手腕に期待したい。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)