ジャッキー・チェンの飽くなき探究心をローラーマン絶賛!
7日、ジャッキー・チェン主演映画『ライジング・ドラゴン』の公開直前イベントが、青海のパレットプラザにて行われ、本作の見どころでもあるローラー・シーンのコーディネイターであるジャン・イヴ・ブロンド(ローラーマン)が出席し、ジャッキーの印象を語った。
この日、59回目の誕生日を迎えたジャッキーは、体を張ったリアル・スタントから退くことを表明しており、彼にとって「最後のアクション大作」となる映画『ライジング・ドラゴン』。年齢を感じさせない激しいアクションシーンが満載だが、その中でもローラーを装着したスーツでのカーチェイスは迫力満点だ。
劇中と同様のローラースーツを身にまとって登場したジャンは、多くの観客の前でローラーパフォーマンスを披露。迫力満点のパフォーマンスは、近くで見ていた子どもがのけぞるほどだ。ジャッキーにローラーアクションを指導したジャンは「彼はとてもやさしく、強くエネルギッシュ。おもしろい作品を作るにはどうしたらいいかを話し合えた」と撮影を振り返る。
「ジャッキーはとても物覚えが早いのだけれど、ローラースーツのアクションはさすがに『難しい』と言っていました」と打ち明けたジャンだったが「それでも撮影の後半には完全にマスターしていて『そのうち君よりうまいスケーターになるよ』って言われたんだ」と59歳にして好奇心の塊のようなジャッキーの姿に舌を巻いていた。
本作は、19世紀、中国に侵略したイギリス・フランス軍によって持ち出された清朝時代の国宝を、世界で活躍するトレジャー・ハンターであるJC(ジャッキー・チェン)が追い求める姿を描いた冒険物語。この作品でジャッキーは「一つの作品でもっとも多くの役割を果たした人」「存命中の俳優でもっとも多くのスタントをこなした人」としてギネスに認定されいている。(磯部正和)
映画『ライジング・ドラゴン』は4月13日より全国公開