『ハモンハモン』のビガス・ルナ監督死去 67歳 ペネロペ・クルスをスターに導く
映画『ハモンハモン』(1992)などで知られるスペインの映画監督ビガス・ルナ氏が、現地時間5日、ガンとの長い闘いの末、67歳で亡くなった。Varietyが報じた。
ベネチア国際映画祭で、監督賞にあたる銀獅子賞(『ハモンハモン』)、脚本賞にあたる金オゼッラ賞(『おっぱいとお月さま』)の受賞経験を持つルナ監督。『ハモンハモン』は、ペネロペ・クルスの映画デビュー作であり、2010年に結婚したハビエル・バルデムとの初共演作でもあった。
ペネロペは「『ハモンハモン』はわたしの人生を変えました。ビガスは、わたしが知っている人の中でも特に賢い人で、人生におけるどんなちっぽけなことも楽しむことができる人でした」。ハビエルは「わたしはビガスに借りがあります。彼はわたしが愛する女性と夢にも思わなかったキャリアを与えてくれました」とそれぞれコメントを寄せ、ルナ監督の死を悼んだ。
NZ Herald Newsによると、ルナ監督は、生まれ育ったバルセロナを舞台に、エイリアン襲撃後の地球を描いたSF映画『セカンド・オリジン(原題)/ Second Origin』を制作中だったという。(編集部・島村幸恵)