『HK/変態仮面』が『ダークナイト』を超えた!? 主役を演じた鈴木亮平が熱弁!
現在公開中の映画『HK/変態仮面』で主演に抜てきされ、原作漫画と同様に大胆なコスチュームで変態ヒーローを演じた鈴木亮平が、「『ダークナイト』を超えたかも!」と作品の出来栄えについて熱く語った。
普段はごく平凡な高校生なのに、女性の下着をかぶるとヒーローとしての潜在能力が目覚める主人公・色丞狂介。原作漫画で描かれた彼の強じんな肉体を具現化するために、ボディービルダーさながらの過酷なトレーニングを重ねたという鈴木は、「とにかく大変で、初めて役者の仕事が辛いと思ってしまいました。常に筋トレで疲れているし、食事制限があって付き合いも自重していたから友達が減っちゃって……。まるで修行僧のようでしたね」と苦笑しながら撮影を振り返る。
そんな苦労のかいもあって、完成した作品について「カッコいいです!」と豪語する鈴木。「悪役を演じたヤスケンさん(安田顕)が、『ダークナイト』のヒース・レジャーが演じたジョーカーも嫉妬するんじゃないかというくらいスゴイことになっています!」と思わせぶりに語りながら、「ヒーローものは悪役が魅力的じゃないとダメだと思うんですけど、この作品はそこをバッチリ満たしているはず」と続ける。さらに、「『カッコいい』に『笑える』という要素が加わった分、『ダークナイト』を超えちゃったかも(笑)」と満面の笑顔でアピールした。
本作で肉体派アクションスターの仲間入りを果たした鈴木だが、ワイルド&マッチョな外見とは裏腹に、「意外と繊細でダメ出しをされるとすぐへこむタイプ」だそうで、「世界遺産が好きで、バイクやスポーツよりもガラパゴス諸島のゾウガメの数のほうが気になってしまう。『もっとワイルドな人だと思っていた』とよく言われます」とユーモラスに打ち明ける。そして、「お気に入りの下着をつけると気分が上がります。でも、女性用じゃないですからね! それだと狂介みたいに変態になっちゃいますから(笑)」とリップサービスも忘れない。女性の下着で顔を隠し、ほぼ全裸で悪に立ち向かう変態仮面。その異様なビジュアルを完璧に体現した鈴木の勇姿を、ぜひとも見逃さないでほしい。(取材・文:斉藤由紀子)
映画『HK/変態仮面』は全国公開中