新婚の菅野美穂、一足早い母親気分に満足の笑顔
菅野美穂が22日、東京国際フォーラムで行われた映画『奇跡のリンゴ』完成披露舞台あいさつに出席し、娘役を務めた三人の子どもたちの成長ぶりに、早くも母親らしい表情を見せた。
私生活では、3日に映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』で共演した堺雅人と入籍した菅野。この日は、入籍以来初の公の場に姿を現したことも話題に。集まった1,100人の観客からも「結婚おめでとう!」という祝福の声で迎えられた。
菅野は、この日久しぶりに再会した娘役を務めた畠山紬、渡邉空美、小泉颯野に「大きくなったね」「日焼けした?」などと早くも母親の表情。「遊んでくれた」「優しかった」と口々に菅野との共演を振り返る三人に、「母としては涙です」と満足そうな笑顔を見せた。
また、菅野の夫役で、実在するリンゴ農家・木村秋則氏を演じた阿部サダヲは、「面白い、つらい、苦しい、いろいろな感情がこみ上げてくる。悪いところは一つもない映画です。ぜひ褒めてください」と観客に呼び掛けた。その後、舞台あいさつには、モデルとなったリンゴ農家の木村氏も登場し、持参した無農薬栽培のリンゴを、一つずつ登壇者に手渡した。
木村氏は「みんながわたしに協力して一つの夢を追ってきた。それが映画になりまして、大勢の力をいただきました。深く感謝いたします」とコメント。映画については、「あまりにも現実過ぎて、なんか恥ずかしいな」と述べ、会場の笑いを誘った。
『奇跡のリンゴ』は、実在するリンゴ農家・木村秋則氏とその家族が、リンゴの無農薬栽培に世界で始めて成功した話を描いた同名のノンフィクション小説を映画化した作品。メガホンを取った中村義洋監督は「木村さんの壮絶な十数年のお話。力でねじ伏せねくてはいけないと思い、すっかり疲れてしまいました。本当に一生懸命作りました。よろしくお願いします」と観客に呼び掛けた。(取材・文:県田勢)
映画『奇跡のリンゴ』は6月8日より全国公開