佐藤健、綾瀬はるかの天然を疑問視?
佐藤健が23日、映画『リアル 完全なる首長竜の日』完成披露会見に出席し、同作で映画初共演を果たした綾瀬はるかについて、しっかり者の一面を指摘した。会見は、佐藤、綾瀬のほか、中谷美紀、メガホンを取った黒沢清監督が出席し、劇中に登場する首長竜(フタバスズキリュウ)の模型がある国立科学博物館で行われた。
昏睡状態に陥った恋人・淳美(綾瀬)を救うために、彼女の頭の中に入る浩市を演じた佐藤。作品にちなみ、「もし実際に綾瀬の脳内に入れたら?」と問われた佐藤は、「最初は積み木が見えて、その後一つ部屋を出るごとにどんどん闇が深くなるイメージ」と想像。綾瀬から「闇を抱えている?」と驚かれるも、「一見、ぱっぱらぱーでほんわかしているけど、実はよく考えているようだから、最初に目に入るのは積み木で、どんどんドアを開けていくと深い闇になる」としっかり者の一面を指摘した。
また佐藤は、頭の中に入ってみたい人物を聞かれ、女性全般と回答。「男には女の人の考えていることが理解できなかったり、女心ってわからなかったりするので、女の子の頭の中に入りたい」とモテ男のイメージとは異なる意外な悩みも明かした。
一方、綾瀬は、佐藤の分析とは裏腹に、この日もやはり天然コメントを披露。これまでにも映画イベントで恐竜好きを公言しているだけに頭上の首長竜の模型を見上げ、「うれしくて興奮しています」と笑顔を見せ、好きな理由について、「首が長いからです」とコメント。見たままのコメントに、会場からは温かな笑いが起こった。
『リアル 完全なる首長竜の日』は、第9回「このミステリーがすごい!」大賞に選ばれた乾緑郎の小説「完全なる首長竜の日」を、『アカルイミライ』などの黒沢清監督が映画化。自殺未遂で昏睡(こんすい)状態になった恋人を救うため、最新医療技術を通じて彼女の意識下に潜入した青年が、現実と仮想が入り乱れる意識の中に潜り続け、やがて衝撃的な真実にたどり着くさまを描く。(取材・文:中村好伸)
映画『リアル 完全なる首長竜の日』は6月1日より全国公開