親日家トム・クルーズ、10メートル進むのに30分!熱烈ファンサービス披露!
来日中の米俳優トム・クルーズが8日、六本木ヒルズアリーナで行われた主演最新作『オブリビオン』のジャパン・プレミアに出席し、およそ600人のファンに実に2時間をかける愛のこもったファンサービスを行った。
この日の会場は、劇中に登場する白い近未来住居「スカイタワー」をイメージしたステージが設置されたほか、レッドカーペットならぬ「ホワイトカーペット」が敷かれるなど映画のイメージ一色に。ステージ中央のモニターが左右に分かれ、奥からトムをはじめヒロイン役のオルガ・キュリレンコ、ジョセフ・コシンスキー監督が登場すると、会場に集結したファンのボルテージは一気に最高潮になった。
親日家であり熱心なファンサービスでも知られるトムだけに、ステージ上では一言二言のコメントと「アリガト」の日本語であいさつを締めると、すぐにファンの元へ。サインや握手、記念撮影など一人一人の要求にしっかりと応え、会話もたっぷりと交わすなど熱烈なファンサービスを披露。フジテレビ系「笑っていいとも!」への出演など、プロモーション活動の疲れも見せず、全長77メートルのカーペットを、およそ約2時間をかけてねり歩いた。
ファンの呼び掛けに応え、カーペット上を何往復もしたトムは、ときに10メートルの距離を進むのに30分以上かける場面も。また取材に来ていた女性記者が突然カーペットに飛び出しサインを求めるハプニングもあったが、これにも笑顔のハグで応えるなど、気さくで愛を込めてファンと接するトムの姿に、会場からは大きな声援が送られていた。
冒頭のあいさつでトムは、同作について「アクションやロマンスがあり、ストーリーも面白くて最後まで驚きの連続です。ぜひ二度観て」と完成度の高さをファンにアピール。またコシンスキー監督を「(『トロン:レガシー』に続いて)2作目なのに(完成度の高さが)信じられない!」と称賛すると、オルガについても「とても美しい演技をしています」とステージ上で褒めたたえ、トムの人柄の温かさを感じさせるイベントとなった。
本作はエイリアンの攻撃を受け荒れ果てた2077年の地球を舞台にした近未来アクション映画。荒廃した地球に残りパトロールを続けていた男ジャック(トム)が、謎めいた人物との遭遇を機に自身と地球の運命を左右する事態に巻き込まれていく。(取材・文:中村好伸)
映画『オブリビオン』は5月31日よりTOHOシネマズ 日劇ほかにて全国公開