ベニチオ・デル・トロ、ポール・トーマス・アンダーソン監督による、トマス・ピンチョン小説の映画化に出演へ
2000年の映画『トラフィック』でアカデミー賞助演男優賞を受賞した実力派俳優ベニチオ・デル・トロが、映画『マグノリア』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のポール・トーマス・アンダーソン監督が手掛ける、トマス・ピンチョンの小説「LAヴァイス」の映画化作品に出演することになったとThe Wrapが報じた。
ベニチオ・デル・トロ主演映画『チェ 39歳 別れの手紙』写真ギャラリー
原作と同名タイトルとなる本作『インヒアレント・ヴァイス(原題) / Inherent Vice』は、マリファナ中毒の私立探偵ドックが、元恋人から彼女が恋心を抱く不動産王の誘拐事件を依頼されるというストーリー。
アンダーソン監督と映画『ザ・マスター』でタッグを組んだホアキン・フェニックスが、すでに主演のドック役に決まっており、デル・トロにオファーされているのは、ドックに手を貸す弁護士役だという。
デル・トロは、フランスのアルノー・デプレシャン監督、マチュー・アマルリックと共演の映画『ジミーP:サイコセラピー・オブ・ア・プレインズ・インディアン(原題) / Jimmy P: Psychotherapy of a Plains Indian』が今年のカンヌ国際映画祭でプレミア上映されることになっているほか、キャメロン・ディアスと共演のアクションコメディー映画『エージェント:センチュリー21(原題) / Agent: Century 21』の製作準備が進められているところだ。
『インヒアレント・ヴァイス(原題)』の撮影は、今月5月末より開始予定。(鯨岡孝子)