トニー賞にノミネートされたアレック・ボールドウィンの舞台が早期終了
今年のトニー賞にノミネートされたアレック・ボールドウィンのブロードウェイの舞台「オーファンズ(原題) / Orphans」が予定よりも早く終了することが発表された。
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「オーファンズ(原題)」はトム・スターリッジとベン・フォスター演じる孤児の兄弟がアレック・ボールドウィン演じるギャングを誘拐し、監禁するストーリー。先日発表されたトニー賞のノミネーションでは、演劇リバイバル作品賞にノミネートされたほか、キャストのトム・スターリッジも演劇主演男優賞にノミネートされるなど、評価はされていたものの興行収入にはつながらなかったようだ。
同舞台は当時キャスティングされていたシャイア・ラブーフとアレックのそりが合わず、リハーサル開始からわずか1週間でシャイアが降板し、ベンが代わりに入ったことで話題に。降板後もシャイアとアレックがメディアでいさかいを続け、一時は訴訟の可能性もあると言われていた。
The New York Times紙によると、3月26日に始まったプレビューのチケット売り上げは良かったものの、その後は下がり続け、先週の売り上げは運営費用をわずかに上回るだけの数字で5月19日の千秋楽には赤字に転じる可能性が高いと報じている。
予定では6月30日まで続くはずだった「オーファンズ(原題)」は、27回のプレビューと本公演37回で幕を閉じることになる。(澤田理沙)