ダリル・ハンナ、山火事から避難させた車を押収される
南カリフォルニア州で広がっている山火事がマリブに接近し、近くに住むダリル・ハンナが自分の車を救おうとしたところ、警察に押収される事態になってしまったという。
ヴェンチュラ郡消防署のスポークスマンによると、山火事を抑えようと消防隊員は夜通し働いているものの、激しいサンタ・アナ風といつになく枯れて乾いた植物により、火事は5月3日の時点でマリブから7~8マイル(約11~13キロ)まで接近しつつあると発表。
そのため、火事から車だけでも守ろうと高速道路脇に車を避難させる人も多く、ダリルもその1人だったとTMZ.comは報じている。問題は、ダリルが駐車しておいた車の車両登録を2008年以来更新しておらず、登記が切れてしまっていたこと。これに気付いた警察は車をレッカーしたという。
環境保護活動に熱心なダリルの車はバイオディーゼルのATV「Tomcar」で、彼女は罰金を支払い、車両登録を済ませた後、ようやく車を引き取ることができたとのこと。
ダリルは昨年10月には米テキサス州で原油パイプライン建設の反対デモに参加し逮捕されているほか、2011年8月には石油依存とカナダとアメリカを結ぶ石油パイプラインの設置に反対するホワイトハウス前の座り込みで立ち退きを拒否し逮捕されている。(澤田理沙)