映画『桜並木の満開の下に』舩橋監督、臼田あさみと高橋洋の夫婦役を絶賛!
今年2月に第63回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に出品された映画『桜並木の満開の下に』公開記念トークショーが1日、東京・テアトル新宿にて開催され、臼田あさ美演じるヒロインの夫・研次を好演した高橋洋と舩橋淳監督が撮影中のエピソードなどを語った。
最愛の夫を突然の事故で失ったヒロインと事故を起こした青年との関係を描いた本作。夫役に高橋を起用した理由について舩橋監督は「この人が亡くなったら惜しいと思える人という判断基準で選びました。青山真治監督の映画『東京公園』での役柄が印象的だったので、ぜひ演じてほしかった」とキャスティングの経緯を明かした。
一方、オーディションを振り返った高橋は「僕に興味がなさそうだったので、あ、これは落ちたな! と思いながら帰りました(笑)。役が決まったときはガッツポーズを決めてしまうくらいうれしかったです」と語った。
臼田と高橋のキャスティングが決まった時点で「この映画はもう大丈夫」という確信が持てたという監督は、二人の夫婦としてのナチュラルな演技を「本当にいいマッチングだった」と絶賛。
現場では臼田と二人で桜並木の下を歩いていくうちに夫婦としての自然な空気感が出せるようになったという高橋は、「出来上がった映像には、すごく説得力がありましたね。脚本で読むよりも、監督が描きたかったことが、はっきりと表現されていると思いました」と完成した作品への自信を見せた。(編集部・森田真帆)
映画『満開の桜の下に』は全国順次公開中