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内田裕也、最近の音楽界は福山にAKBばかりとバッサリ

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ニューヨーク時代を振り返った内田裕也
ニューヨーク時代を振り返った内田裕也

 ロック歌手の内田裕也が14日、新宿バルト9で行われた映画『ビル・カニンガム&ニューヨーク』の公開記念トークイベントに登壇し、最近の音楽界について「今はただ福山雅治とAKB(48)ばかり」と切り捨てた。

映画『ビル・カニンガム&ニューヨーク』フォトギャラリー

 この日の内田は、真っ白なコートに赤いマフラー、お馴染みの杖を持った姿で登場。昨今の日本の音楽事情について話が及ぶと「今はロックを英語でやる人が本当に少なくなったね」と嘆きながら、「日本人なら日本語で歌えって(言われるけど)、俺は『かぐや姫』じゃねぇ」と持論を展開する。

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 さらに最近一番腹が立ったこととして、日比谷公会堂で行われた南こうせつのコンサートに安倍晋三首相が出演したことを挙げると、「日比谷公会堂は僕にとって、ロックミュージシャンにとって聖地。フォークや南こうせつが悪いわけじゃないけど、安倍晋三が出てきて『あの素晴らしい愛をもう一度』(を歌う)って。その前に反省しろ」と噛みついた。

 またこの日劇場に集まった若い世代に向けたアドバイスを求められると内田は、「一発当てれば大豪邸みたいに思うかもしれないけど、そんなのは矢沢(永吉)と布袋(寅泰)くらいだから、止めといた方がいいと思う」とコメント。しかしその一方で、「好きなものに向かって突き進んでほしい。アートを目指す方は苦しくても自分なりの夢を叶えられるときが来る」と力説していた。

 映画『ビル・カニンガム&ニューヨーク』は、ニューヨークの街角で50年以上にも渡ってファッション写真を撮り続ける写真家ビル・カニンガムを追ったドキュメンタリー作品。舞台であるニューヨークに滞在経験のある内田の口からは、かつて交流のあったジョン・レノンオノ・ヨーコアンディ・ウォーホールといったビッグネームがポンポンと飛び出し、「ニューヨークにまた住みたくなったね」と思いを馳せる。

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 内田は、自身の主演作『コミック雑誌なんかいらない!』が掲載されたニューヨークタイムスのコピーも持参しており、「僕の人生の財産。苦しくて楽しいニューヨーク」と振り返ると、最後に映画について「心から『おお、久しぶり! こういうのは』と思いました。僕が勧めなくても、口コミで素晴らしい映画だと広まっていくでしょう」と手放しで褒め称えていた。(取材・文:県田勢)

映画『ビル・カニンガム&ニューヨーク』は5月18日より新宿バルト9ほかで全国公開

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