新時代の“カッコカワイイ”ヒロイン登場!小柄な女性が大柄な凶悪犯と戦う姿に女性たちも喝采
ミラ・ジョヴォヴィッチ、アンジェリーナ・ジョリー……、多くの映画ファンを熱狂させてきた“カッコカワイイ”アクション・ヒロインの系譜に連なる新時代のヒロインとして、近未来アクション映画『ジャッジ・ドレッド』のオリヴィア・サールビーが注目を浴びている。
『JUNO/ジュノ』などで知られるオリヴィア。彼女が本作でふんするのは、荒廃した世界の秩序を守る法の番人であり、刑執行の権限が与えられている集団“ジャッジ”の頂点に立つ男ドレッドの、新人パートナーとなるアンダーソンだ。
強力な透視能力を秘めたサイキック・ミュータントであるアンダーソンは、実戦経験もないままに、屈強な凶悪犯たちがはびこる無法地帯に投げ込まれる。しかし、幾多もの危機を通じて、小柄な彼女が次第にタフさを身に付けるようになっていく。そして最終的には大柄な男たちに蹴りを入れたり、銃撃戦を繰り広げたりと、男たちを次々となぎ倒していくさまは痛快そのものだ。「この映画を観た女性たちは、みんなアンダーソンの活躍にガールパワーを感じて、喝采を送ってくれたのよ!」と笑顔を見せるオリヴィア。
「強い女性キャラクターは大好き」と語る彼女は、名門・英国王立演劇アカデミーで学んだ経験を持つだけあって、「演技に対する興味は、シェイクスピアを掘り下げる中で生まれたものなんだけど、一番強い女性を描いてきたのが、シェイクスピアだと思う。そしてシェイクスピアの中でもジャンヌ・ダルクが一番強い女性じゃないかと思うのよね。世の中の全てのものを良くするのは、強い女性じゃないかと思っているの」とその洞察力にも鋭いものがある。
ちなみに彼女は、東野圭吾原作の映画のリメイク作『秘密 THE SECRET』(2007年)にヒロイン役として出演したこともあるものの、残念ながら来日経験はないのだとか。「あのときは、日本版の映画を観ただけで、残念ながら日本のスタッフとのやりとりはなかったの。だからいつか日本に行きたいと思っているわ」とうれしいメッセージを寄せた。(取材・文:壬生智裕)
映画『ジャッジ・ドレッド』DVD(税込み:3,990円)&ブルーレイ(税込み:4,935円)は6月26日発売