「美男(イケメン)ですね」イ・ホンギが映画初主演で緊急来日!
韓国の人気ロック・バンドFTISLANDのボーカルで、テレビドラマ「美男(イケメン)ですね」では俳優としても注目されたイ・ホンギが、スクリーン・デビュー作『フェニックス 約束の歌』の公開にあわせて緊急来日し、15日に都内で記者会見を行った。イは「主人公が物語の中で大人になっていくように、僕の人生にもいい影響があった」と撮影を振り返った。
本作は、末期ガン患者のためのホスピスでの社会奉仕活動を命じられたわがままなアイドル・チュンイ(イ)が、人々との出会いを通じて成長していく姿を描いた感動作。チュンイはホスピスが直面する財政的危機を救うため、個性的な入所者たちとバンドを結成し賞金獲得を目指すのだが……。演奏シーンが大きな見どころとなっており、イはギターやドラムの演奏に加え、本領のボーカルも披露している。
俳優業とバンド活動の二つを同時にこなすイは「子どもの頃から俳優になりたいという気持ちが強かった。テレビドラマ『美男(イケメン)ですね』(2009年)の頃には、演技が70パーセントで音楽が30パーセントくらいになり、その後、バンド活動が中心になると、音楽が70パーセントで演技が30パーセントになった」と説明。「でも僕の夢は演技と音楽を50パーセントずつにすること。その夢をかなえるために、今度の映画でも努力しました」と今後も二つの分野で活躍していきたいと語った。
メガホンを取ったのは、本作が劇映画デビューとなるナム・テクス監督。映画『痛み』のマ・ドンソク、『食客』のイム・ウォニらが出演している。また日本公開版でのみ、FTISLANDが映画のために書き下ろしたエンディング曲「オレンジ色の空」が使用されている。(取材・文:岸田智)
映画『フェニックス 約束の歌』は6月7日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほかで全国公開