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『息もできない』の女優キム・コッピが日本の自主制作映画に!シナリオに共感!

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シナリオへの共感を語ったキム・コッピ
シナリオへの共感を語ったキム・コッピ

 オーディトリウム渋谷で開催された「CO2 東京上映展 2013」の最終日にあたる17日、インディペンデント映画『蒼白者 A Pale Woman』が先行プレミア上映され、主演のキム・コッピ忍成修吾、監督の常本琢招が登壇した。『息もできない』の演技で大ブレイクを果たしたコッピは、「シナリオがすごく面白かった」という理由から、本作出演を決めたとコメント。この日はほかに、共演者の宮田亜紀木村啓介も出席した。

キム・コッピの透明感ある姿!フォトギャラリー

 映画『舟を編む』の石井裕也監督をはじめ、次世代の映画作家を続々と輩出している助成金制度「CO2(シネアスト・オーガニゼーション大阪エキシビション)」から生まれた本作。韓国映画界期待の女優コッピのインディペンデント映画参戦は、どのような経緯で実現したのか。「一昨年の『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭』で偶然コッピと出会い、透明感あふれる姿に感銘を受けた」と明かした常本監督は、「ぜひ僕の映画に出演してほしいと(ダメもとで)お願いしたら『シナリオが面白いので出ます!』というまさかの返事をいただいた」と当時を振り返る。

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 実際に撮影に参加した感想をコッピは「アクションというジャンルも面白いなと思いましたが、とにかく銃が重たくて大変でした」と冗談交じりに述懐。また宮田から「コッピも、愛を貫く主人公のような部分を持っているの?」と質問されると、「あるかもしれない」とはにかみながら答えていた。

 一方、コッピの一途な愛を受けながら、犯罪の世界に手を染める青年を演じた忍成は、「日本人ともうまくコミュニケーションをとれないのに、外国の女優さんとうまくできるのかな、と正直心配だった。でも、コッピの方からどんどん話し掛けてきてくれてすぐに打ち解けた。大阪では一緒にごはんも行ったしね」と仲の良さをアピールしていた。

 本作は大阪を舞台に、運命の男を救うため闇社会の脅威にさらされながも愛を貫く韓国人女性の情念を、スリリングかつクールに描くノワール・ロマンス。OVやインディーズを中心に活躍してきた『蜘蛛の国の女王』『アナボウ』の常本琢招がメガホンを取り、大阪・鶴橋のコリアンタウン全面協力の下、濃密なドラマが展開する。(取材・文:坂田正樹)

映画『蒼白者 A Pale Woman』は6月8日よりユーロスペースにてレイトショー公開

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