香川照之、「感謝」と「愛」が欠けた半生…九代目・市川中車の誕生秘話を赤裸々告白!
日本映画界に欠かせない“オールラウンドプレーヤー”香川照之が、5月18日発売の著書「市川中車 46歳の新参者」(講談社)で、46歳にして歌舞伎役者になることを決意した理由や、育ってきた環境について赤裸々に明かしている。
昨年、世間に驚きを与えた香川の九代目・市川中車の襲名。歌舞伎役者といえば、幼少期からの鍛錬が欠かせない印象があるだけに、「なぜ、このタイミングで?」「今からでも間に合うのか?」という声も聞かれたが、本書で香川は大きな決断を下すまでの知られざる葛藤や実際に舞台に立つまでの経緯、離婚した両親や自身の妻、子どもへの思いを激白している。
「自分はずっと『感謝』や『愛』を学べずにいた」「育った家に人生の指針はなかった」、父の一族が持つ「政」の字を自分だけつけてもらうことができなかったことなどの複雑な心境も率直に吐露しており、人間・香川照之と歌舞伎役者・市川中車に密接することができる興味深い一冊となっている。(編集部・小松芙未)
「市川中車 46歳の新参者」は5月18日発売 価格:1,470円(税込み)