市川海老蔵、ブログの効果を実感!歌舞伎の未来のため…
歌舞伎俳優の市川海老蔵が29日、都内で行われた歌舞伎公演「古典への誘い~江戸の華~」の製作発表会見に出席し、4月9日に開始して以来すっかりはまっているブログに言及した。
長男・勧玄(かんげん)君の名前まで発表するなど日々熱心にブログを更新している海老蔵。ブログの目的はあくまで8月の自主公演「ABKAI -えびかい-」の宣伝のためで、この日は「いつ辞めてもいいと思っている」「飽きそう……」と本音もポロリ。しかし、当日もブログで読者から多くのコメントが寄せられたことをうれしそうに明かし、「普通ならコミュニケーションを取れない方々ばかりなので、とても勉強になります。何か結果としてつながってきているのかなと感じています」と笑顔で話した。
さらに「歌舞伎を観たいと思ってくださる方が多くなっている気がします。それは僕のためではなくて、歌舞伎の未来のためにはすごくいいことかもしれないな」とブログの効果も実感。暇さえあればサラッと更新している様子だが、実はツイッターも使えないなど機械音痴。ブログもスタッフにセッティングしてもらって開始できたとのことで「iPhoneで書いているけどボタンを押して消えたときに立ち上げるのが大変で」と苦笑いだった。
なお、3月22日に誕生した第2子長男・勧玄君については「みんな意見が一致していて、父(團十郎)の香りがするんです」とコメント。「顔つきも僕よりも12代目(團十郎)に似ていて、昨日もはっきりとニラまれました」とうれしそうに報告するなと、親バカぶりを発揮していた。
「古典への誘い」は海老蔵が伝統芸能をよりわかりやすく楽しんでもらおうと自ら企画して2012年にスタートした公演。今年は「清元」をテーマに、「保名」と「お祭り」の2演目で海老蔵が踊るほか、素顔で口上も披露する。海老蔵は前回の公演を「(主要都市だけの公演では)観に行けない方もいっぱいいるということがわかりました」と振り返ると本公演に意欲を燃やしていた。(取材・文:中村好伸)
「古典への誘い~江戸の華~」は10月5日より31日まで全国13都市にて公演