87歳のジェリー・ルイスがカンヌに登場!観客は総立ちで拍手!
第66回カンヌ国際映画祭
第66回カンヌ国際映画祭にて現地時間23日、映画『マックス・ローズ(原題) / Max Rose』の上映が行われ、主演を務めるアメリカの喜劇俳優ジェリー・ルイスが登場した。
【第66回カンヌ国際映画祭】コンペティション部門全20作品を紹介!
全員が総立ち中、拍手で迎えられ、監督やキャストと共に舞台あいさつに登場したジェリーだったが、開口一番「早く座りたい!」と叫ぶと自分の席まで一直線。満員の客席を眺めながら「こりゃ、葬式にもってこいの日だな!」と話すと、会場からは大きな笑い声が起き、コメディアンぶりを見せつけた。
本作は、65年連れ添った最愛の妻を亡くした老人が、妻の遺品の中からあるものを見つけ、真実を追っていく姿を描いたラブストーリー。主人公の老人を熱演したジェリーは、87歳とは思えないほどの見事な演技とパフォーマンスを披露しており、会場からは上映中に何度も拍手が沸き起こった。
エンディングロールで20代の頃の自分の姿が映し出されると、懐かしそうにスクリーンを見つめていたジェリー。上映後は、彼の功績をたたえる観客からの温かい拍手に、満面の笑顔で応えていた。
ジェリーは、1926年生まれのコメディアン。1946年にディーン・マーティンと共に結成した「底抜けコンビ」のシリーズで一躍全米の人気者となる。ジェリーにとって映画の主演は、1983年の映画『ジェリー・ルイスの 双子の鶏フン大騒動』以来、実に30年ぶり。(編集部・森田真帆)
第66回カンヌ国際映画祭は5月26日まで開催