浅野忠信、ブッチャーズ吉村さんを追悼…過去に楽曲参加&デュエットも
「ブッチャーズ」の愛称で知られるbloodthirsty butchersの吉村秀樹さんが27日、急性心不全のため死去した。46歳。同バンドのオフィシャルサイトにて発表された。この突然の訃報に、俳優の浅野忠信、サンボマスターの山口隆、氣志團の綾小路翔らが追悼の言葉を寄せている。
浅野は俳優業の傍ら音楽活動も行っており、過去にはブッチャーズの楽曲に参加したこともある間柄。吉村さんについて「俺はこの人にギターの音の作り方を教わったんだ 面白いこといっぱい教わったんだ ありがとうございました!」とツイッターで追悼すると、「これからは天国からディストーションかけて下さい!」とメッセージ。その後も吉村さんの「生まれ変わってもギターを弾いていたい。」というツイートをリツイートしたり、ブッチャーズの「2月/february」の歌詞を引用したりして、吉村さんをしのんだ。
氣志團の綾小路は「信じられない…。信じられません。」「あまりにも突然過ぎて、己の感情がよくわからない。」と戸惑いを隠せない様子。また、デビュー前からブッチャーズのファンだったというサンボマスターの山口も訃報に触れ、「吉村さん、有り難うございました。本当に本当に、有り難うございました。あなたはロックンロールを革新させて、若者たちの不安を歪んだギターで飲み込んでくれました。ヒーローは優しい。本当のヒーローは優しいんだ」と悲痛な思いをつづった。
ほかにも、凛として時雨のピエール中野やソウル・フラワー・ユニオンの奥野真哉が吉村さんの早すぎる死を悼んだほか、ブッチャーズのライブ会場で初漫才を披露したというダイノジの大谷ノブ彦も「さよなら、俺のジャイアン。あなたが用意してくれた舞台で生まれて初めて漫才やった。初めてあなたが弾くギターの音で景色が変わった。なんか、違うや。うまく言えないや。本当はさよならとか言いたくないし。語り継ぐし、伝えていくし。また叱られて、また褒められたい。かっこよかったよ吉村さん」とツイッターにつづっている。
吉村さんの死去に伴い、ブッチャーズは6月以降に予定されていた6公演を中止することが決定している。(編集部・福田麗)