『ハングオーバー!!!』の字幕監修、町山智浩が担当!
ついに全米公開された人気コメディー映画シリーズ完結編『ハングオーバー!!! 最後の反省会』の日本語字幕監修を、映画評論家の町山智浩が担当することが明らかになった。町山は今年1月に公開されたコメディー映画『テッド』にも字幕監修として参加しており、同作は結果として興行収入40億円を超える大ヒットを記録している。
評論家として雑誌・ラジオで活躍する傍ら、『ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!』『ホテル・ルワンダ』といった作品を公開署名運動で劇場公開に導いたことでも知られる町山。古今東西の映画に精通、さらには『ハングオーバー!』シリーズへの愛もあるということで、配給のワーナー・ブラザースが直々に本作の字幕監修をオファーした。
字幕監修について、町山は「映画館で観て日本人が笑えるのか? がポイント。例えるなら、アメリカンジョークを、芸人のギャグに置き換える作業」と明かすと、「このシリーズは、スタッフ&キャスト全員、アドリブのオンパレード。アランやチャウの絶妙な笑いのニュアンスに気を付けながら、シリーズを通した言い回しにも配慮し、監修をさせていただいた」と振り返った。
そして町山は、アメリカで記録的なヒットとなった同シリーズの魅力にも鋭く分析する。トッド・フィリップス監督やブラッドリー・クーパーをはじめとする主要キャストがもともと友人同士だったことを指摘すると、「今でこそハリウッドを代表する彼らは、1作目の製作当時は全くの無名。だからこそ、仲間同士が創り上げた伝説の1作目は、どこまでも突き抜けた勝負作だったといえる」と解説した。
その上で、完結編となる本作については「シリーズで張り巡らされたすべての伏線が明かされる! 40オーバーでやっと思春期を迎えたどこへ行ってもトラブルメーカーのアランの成長物語にグっときて、待ってました! と言わんばかりのイカれたチャウの一挙一動は爆笑必至!! シリーズ集大成の完結編は、悪友で創り上げたまさに狼軍団(ウルフパック)の同窓会ともいえる作品だ。ヤツラの最後のパーティーに、全員参加してほしい」と日本公開を待ち望むファンの期待をあおっている。(編集部・福田麗)
映画『ハングオーバー!!! 最後の反省会』は6月28日より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほかにて公開