セレブ俳優アーミー・ハマーの実直な魅力!「この仕事が好きでたまらないんです」
映画『ソーシャル・ネットワーク』で注目を浴びた俳優のアーミー・ハマーが、ジョニー・デップと共演した映画『ローン・レンジャー』の撮影の裏側を明かした。「映画撮影が好きで仕方ないんですよ」と語ったアーミーは、「撮影中は毎日、自分にこんな大役が与えられた幸運をかみしめていました」と振り返っていた。
曽祖父が石油王、父親が映画会社や出版社を所有する実業家という恵まれた環境に育ったアーミーは、ハリウッド随一のセレブ俳優として知られる存在。大ブレイクを果たした映画『ソーシャル・ネットワーク』でのウィンクルボス兄弟をはじめ、『白雪姫と鏡の女王』では王子様を演じるなど、役柄にもセレブ的なものが多く、誰もが認める“セレブ俳優”だ。
だが、そうした役柄と自身の共通点について、アーミー自身は否定的だ。「不思議なことに、僕の人生は、映画の中のキャラクターとは全く違うんですよ。僕は王子様ではないし(笑)、高校も中退しています」と明かす。「でも、そう思われているというのは、みんな映画に出ている僕を見て、『本当にこの人は王子様なんだろう』と信じてくれているということですよね? それはとてもうれしいです」と笑みをこぼした。
その回答とは裏腹に、アーミーはインタビューを通じて、セレブならではの優雅な受け答えを連発。特に気温が50度を超え、ゴア・ヴァービンスキー監督すら「タフだった」と振り返った撮影についても「つらいことは何一つありませんでしたね。撮影時間は長かったし、いろいろなことがあったけど……僕は本当に仕事が好きなんです。特にこの作品の撮影は新鮮なことが多く、退屈している暇もありませんでしたよ!」と涼しい顔だった。
今や将来を嘱望されるハリウッド俳優の一人として必ず名前の挙がるアーミー。今後についても「俳優を続けていきたいですね。それも『これはやりたいけど、あれは嫌だ』とより好みするのではなく、『何でもやるよ!』といったタイプの俳優です」と意気込みを語ると、将来的には監督業進出も視野に入れていることを告白。だが一方では「今は早計でしょう。監督に挑戦する前に、僕は映画についてもっと学ばなくてはいけないことがありますよ」と謙虚な姿勢は崩さず。その口ぶりからは実直な人柄がうかがえた。(編集部・福田麗)
映画『ローン・レンジャー』は8月2日より全国公開