23歳・岡田将生の学生服姿!伊坂幸太郎映画で見納め?
伊坂幸太郎の小説を映画化した『オー!ファーザー』の撮影が千葉県内の住宅街で行われ、岡田将生が学生服姿を披露した。この日の撮影にはほかに佐野史郎、河原雅彦、宮川大輔、村上淳らも参加した。
岡田ふんする主人公の由紀夫は、4人の父親を持つ高校生。本当に血のつながった父親は誰なのか、といった真実を探ることはせずに、母親の知代を加えた6人での家族生活を送っている……。そんな不思議な設定が魅力の本作について岡田は「今回の現場は空気感がすごくいいんですよ。そういうのって絶対に画面に出るので、よかったなと思っています」と笑顔を見せた。
現在23歳の岡田だが、本作で演じるのは高校生。自身は「これで最後だと思っています。高校生が何を考えているのかも、もうわからないですからね」と照れくさそうな表情。とはいえ制服姿にもすっかりなじんでおり、あまり違和感がないと伝えられると、「俳優というのは、不思議な仕事ですよ」としみじみ付け加えた。
冷静沈着、博学で頭脳明晰(めいせき)な大学教授の悟(佐野)。勘が鋭いギャンブラーの鷹(河原)。中学の体育教師で格闘技好きな勲(宮川)。そして女好きの元ホスト葵(村上)。4人の父親の性格はまったくバラバラだが、息子の由紀夫を愛する気持ちは変わらない。それを踏まえ、報道陣から岡田に「それぞれの父親をどう思うか?」という質問が飛ぶと、父親役の4人は「何それ? めちゃめちゃ聞きたい!」と急にそわそわしながら、襟を正し始める。
宮川は「真面目」、佐野は「いろいろ教えてくれるけど話が長い」、河原は「現場を和ませてくれる」、そして村上に対しては「いろいろなことを教えてくれる先生」など、岡田がコメントするたびに一喜一憂する4人。息子に深い愛情を注ぎ込む彼らの役柄同様、岡田とも良好な関係を保っていることがうかがえる撮影現場だった。(取材・文:壬生智裕)
映画『オー!ファーザー』は2014年公開予定