西野亮廣、脚本の執筆法を堂々とパクる!
4日、舞台「ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック」の製作発表会見が都内で行われ、脚本を手掛けた西野亮廣(キングコング)、演出の後藤ひろひと(Piper)、出演の相葉裕樹、木下美咲、村上純(しずる)、曙太郎が出席して抱負を語った。
2008年に脚本・演出ともに西野が手掛け、大盛況を得た作品のリメイク。今回は、演劇界の鬼才・後藤が演出する。西野が創作に目覚めたのは、25歳のときに後藤の手掛けた舞台「ひーはー」を見て、感動したのがきっかけ。西野は「脚本の書き方をパクリました」と正直に告白し、後藤も「本当に僕の書き方にそっくりで、最初に読んだときは、思わず『ドロボー!』と叫んでしまった」と苦笑する。
また初舞台となる元横綱・曙は、人造人間役で出演。劇中衣装で置かれているダンボールを蹴散らしながら入場するというド派手なパフォーマンスで現れた。人造人間ということでしゃべらない設定だが、突然「ハー!」という雄叫びを大音量で披露して共演者たちをびびらせた。「本当のモンスターを出したい」という後藤の狙いは的中。曙は「舞台に出るという機会はなかなかないので、(声を掛けてもらって)うれしかった。楽しみたい」と抱負を語った。
個性的な発明の数々で世界にその名をはせるドーナツ博士のもとに、ワケありのテレビ撮影クルーと怪盗団らが鉢合わせ、勘違いが勘違いを生み、想像を絶する結末へと向かっていく本舞台。緻密に計算された笑いの仕掛けが散りばめられている。(福住佐知子)
舞台「ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック」は8月21日~29日まで東京・紀伊國屋サザンシアターにて上演(大阪公演もあり)