「進撃の巨人」が累計2,000万部突破!講談社で実物大「巨人」頭部を展示
テレビアニメが放送中の人気漫画「進撃の巨人」のコミックス10巻分の累計発行部数が、2,000万部を突破したことがわかった。講談社が5日に発表した。
同作は、「別冊少年マガジン」(講談社)に連載中の諫山創によるファンタジー漫画。突如として出現したヒト型「巨人」たちに捕食され、絶滅の危機に立たされた人類の戦いを描く。えもいわれぬ不気味さを醸し出す巨人のビジュアルや、食い殺される人間たちの絶望と恐怖、そしてその過酷な運命に立ち向かう人類の戦いを、迫力のタッチで描写した内容が、高い評価を受けている。
4月からはテレビアニメの放送が開始。こちらも完成度の高さから人気を集め、コミックスも、全出版社を対象とした店頭における週間実売数ランキング調査において、「アニメ化作品として」史上最高の販売数を記録。アニメ放送開始後だけでトータル870万部を重版し、6月4日時点で累計発行部数は2,000万部を突破した。(日販オープンネットワークWIN調べ)
この人気は掲載誌にも影響を与えており、雑誌不況がささやかれる時代にあって、「別冊少年マガジン」は、アニメ放送開始後の5月号(4月9日発売)において、実売数を前号から30パーセントもアップさせた。同誌では7日発売の7月号から、4号連続の付録企画をスタートさせる。
まさに快進撃といえるこの人気を背景に現在講談社の本社では、50メートル級の超大型巨人の実物大バルーンヘッドを展示中。この頭部だけで約4メートルという迫力のサイズで、企画発表後から続報のない実写映画版に思いを馳せながら眺めるのもいいかも。展示は6月7日までの期間限定となる。(編集部・入倉功一)