『水着の女王』エスター・ウィリアムズさん死去 享年91歳
米の元映画女優エスター・ウィリアムズさんが現地時間6日、米カリフォルニア州ビバリーヒルズの自宅で亡くなった。享年91歳。latimes.comなど各メディアが報じた。
広報担当者によると、エスターさんは就寝中に安らかに亡くなったとのこと。近年は高齢のため健康状態が悪化していたという。
ウィリアムズさんは1921年8月米ロサンゼルス生まれ。学生時代は競泳選手として活躍し、100メートル自由形で当時の世界記録を更新するなど、オリンピック出場も期待される優秀な選手として活躍した。
映画スタジオMGMにスカウトされ女優に転身。1942年のデビュー後は、映画『世紀の女王』『ジーグフェルド・フォリーズ』『水着の女王』『百萬弗の人魚』など、同社のミュージカル作品で華麗な水中ショーを披露。「アクア・ミュージカル」(水中レビュー)映画のスターとして人気を博した。
その後MGMがアクア・ミュージカルの製作を中止すると契約を打ち切られ、他社の作品に数本出演した後に女優業を引退。それからはビジネスの世界に目を向け、彼女の名を冠した水着ラインを展開するなど精力的に活動した。(西村重人)