浅田美代子、被災ペットの現状に心情を寄せる
映画『犬と猫と人間と2 動物たちの大震災』のトークショーが8日、渋谷のユーロスペースで行われ、女優の浅田美代子が登壇、幅広い世代に向けて動物愛護活動を呼び掛けた。
以前から動物愛護や保護活動に積極的に取り組んでいる浅田。立ち見も出るほど集まった観客の前で「殺処分寸前の子(動物)を引き取ったことがきっかけで、そうこうしているうちに、悪徳ブリーダーや繁殖業者(の存在)などを知って……知っちゃったんですよね。見ちゃったからには、何かしたくなる」と活動を起こしたきっかけを振り返った。
そんな浅田は、東日本大震災の被災地に残されたペットなど動物たちに焦点を当てた本作について、「いや、難しい映画だなーって」とショックを受けた様子。「わたしが知らないことがたくさん出てきて、考えさせられる」と重々しい表情で、被災地の現状に思いをめぐらせた。
この日のイベントには、宍戸大裕監督と飯田基晴プロデューサーも登壇。3人は、小中学生を含めた若い世代にも、動物保護の現状を知ってほしいと強く意見を一致させると、最後に浅田は「兄弟でもお友達でも誘って一人でも多くの人に観ていただきたいです。1回観ても、まだちょっとわからないところがあると思うので、2回観てもいいと思うんですね。わたしも、もう1回来ます」と集まった観客に約束した。(取材・文:県田勢)
映画『犬と猫と人間と2 動物たちの大震災』はユーロスペースにて公開中 全国順次公開