綾野剛、こだわりのキスシーン!自らのアイデアで台本変更!
綾野剛と黒木華がダブル主演する映画『シャニダールの花』(7月20日公開)に登場するキスシーンが、綾野のアイデアで台本が変更されたシーンであることがわかった。
本作のポスターにも使用されている綾野と黒木の“鼻キス”シーン。唇ではなくお互いの鼻を重ね合わせた場面だ。「このシーン、台本ではキスをする設定でした。でも、しなかった。(綾野が演じる)大瀧はしたいと思ってないんです。単純に触ってみたい、匂いをかいでみたい、抱きしめたい、それだけで十分だった」と自らアイデアを出し、演出が変わったことを明かした綾野。
石井岳龍監督は「大瀧が言うなら」と理解してくれたそうで、同シーンを一緒に作り上げた初共演の黒木について「美しさと毒を兼ね備えている。毒々しさと美しさのバランスがいいですよね」と絶賛した。
本作は、『五条霊戦記//GOJOE』などの鬼才・石井岳龍監督が7年間温めて続けた渾身(こんしん)の新作。新薬の開発につながるという女性の胸に咲く花をめぐって、運命が狂わされる男女の愛を描く物語。綾野は植物学者・大瀧を、黒木は大瀧のアシスタント・響子を演じている。(編集部・小松芙未)
映画『シャニダールの花』は7月20日よりテアトル新宿ほか公開