世界初公開!『華麗なるギャツビー』×ウィル・アイ・アムの超おしゃれなコラボMV
映画『華麗なるギャツビー』とウィル・アイ・アムのミュージックビデオ(以下、MV)がコラボレーションした映像が19日、世界で初めて日本で公開された。レオナルド・ディカプリオふんするギャツビーが毎夜のように開く豪華絢爛(けんらん)なパーティーで、ウィル・アイ・アムが実際に歌っているかのようなスタイリッシュな仕上がりだ。
F・スコット・フィッツジェラルドの同名小説を3D映画化した『華麗なるギャツビー』は、作品のドラマ性はもちろんのこと、『ムーラン・ルージュ』のバズ・ラーマン監督が手掛けただけあり、映像と音楽は特筆すべき素晴らしさ。今回のコラボ映像は、ウィル・アイ・アムが同作に提供した楽曲「Bang Bang」のMVと同作の映像を織り交ぜたもので、まさにそんな『華麗なるギャツビー』の世界観を体現しているものだといえるだろう。
『華麗なるギャツビー』の音楽的アプローチについて「最初にこのシーンはどういう音楽でいきたいかを決める。その後その音楽にはどういうアーティストが合うかを決めて、バズと2人で直接アプローチしていったんだ」と明かしたのは音楽総監督・共同製作を担当したアントン・モンステッド。ウィル・アイ・アムの場合は、2年前にアプローチを開始してビジョンを話すと、その数か月後にラフのものを上げてきたという。
モンステッドはその後の作業を「その音楽を映像と同時に当てていって、シーンを入れたり、音楽を変えたりして、質の良い布みたいに折り合わせる作業を映像と音楽でやっていった」と説明。音楽と映像が合うといろいろな感情が湧くようになるが、「Bang Bang」と映像が合うと「自分たちが立ち上がって踊りたくなる感情が動いた」といい、「それがストーリーとシンクロしているから、そういうときは、いい音楽だという印!」と大満足だったよう。
しかしそれで終わりではなく、ウィル・アイ・アムに電話をして「もう少しジャズを入れてくれ」「もう少しテンポを変えられないか」「1920年代風にしてくれないか」と提案を続け、結果、映画に完璧にマッチする楽曲が出来上がった。モンステッドが「バズにとって“音楽”は他の映画監督に例えると“言葉”に匹敵するくらい、直感的に表現するツールなんだ」と語るラーマン監督が作り上げた『華麗なるギャツビー』の世界観を今回の映像から感じてほしい。(編集部・市川遥)
映画『華麗なるギャツビー』は公開中