森山未來&尾野真千子、雨のロケも仲睦まじく 「夫婦善哉」クランクアップ目前!
森山未來と尾野真千子が共演するNHKドラマ「夫婦善哉」の取材会が20日、京都・東映太秦映画村で行われ、数日後にクランクアップを控えた森山と尾野が思いを語った。
同作は、大阪の文豪・織田作之助による同名小説が原作。昭和初期の大阪を舞台に、化粧問屋の道楽息子・柳吉と売れっ子芸者・蝶子による波乱万丈の夫婦生活が描かれる。森繁久彌と淡島千景が出演した1955年の映画版でも知られるが、連続ドラマ化は今回が初。森山と尾野が、初共演で柳吉と蝶子夫婦役を務める。
4月半ばから始まった撮影は現在、物語の重要な舞台となる法善寺横丁オープンセットで行われており、クランクアップは目前。この日はあいにくの雨となったが、森山は「せっかくこんな美しいセットが建っているのに雨なのが少し残念」と言いつつ「まぁそんな風情もね、ありつつ……撮影を楽しませてもらっています」と明るく語った。
同作ではこれまで、2か月以上にわたり大阪・京都・和歌山で撮影。森山はその間に柳吉として過ごした、昭和初期の世界観を振り返り「今のこう、日本にはない豊かさ、金銭的なことではなく、心持ちや人との関わり方、その温かみを日々を感じながら……まぁ柳吉がやっていることは、くされぽんちなんですけど、それを受け止める周りの人間や柳吉が思う、何か温かいものに触れながらやらせていただいています」と感慨深げに語る。
一方の尾野は「セットが終わりロケが続いていますが、その土地、セット、いろいろなところで夫婦善哉という物語を二人で、楽しませていだいている最中です」とコメント。まさに本物の「夫婦」のように過ごした日々をうかがわせた。
そんな二人について、制作統括の櫻井賢は「ほぼ2か月半の中で、多くのシーンは撮り終わっていますが、柳吉・蝶子のふたりの夫婦ぶり、この腐れ縁ぶりがたまらなく仕上がっています。釘づけでございます」と自信をのぞかせていた。(編集部・入倉功一)
土曜ドラマ「夫婦善哉」は8月24日より放送開始 毎週土曜日 午後9時~9時58分放送(連続4回)