スーパーマン最新作、初登場で一気に100億円超え! -6月17日版
全米ボックスオフィス考
今夏最大の期待作として注目を浴びていたスーパーマン映画の新作映画『マン・オブ・スティール』が、1億1,662万ドル(約116億6,200万円)をたたき出し、2013年公開の週末興収ランキングにおいて、映画『アイアンマン 3』に次ぐ第2位、そして歴代6月公開作品の中では週末デビュー興収において最高記録を打ち立てた。スーパーマンがヒーローになる以前のお話で、知識の全くない人でも十分楽しめる要素を前面に打ち出したことや、万人の興味を引く最先端の技術によるビジュアルを強調した予告編など、配給側のPR作戦が功を奏したといわれている。(1ドル100円計算)
第1位に大差をつけられたとはいえ称賛に値するのは、第2位の新作コメディー映画『ディス・イズ・ジ・エンド(原題) / This is the End』の、2,072万ドル(約20億7,200万円)。口コミのレベルで非常に評判が良く、このままいけば1億ドル(約100億円)の大台に到達する可能性もあるという。
先週に引き続き、第3位で踏ん張ったのは、映画『グランド・イリュージョン』の1,102万ドル(約11億200万円)。予想外のヒットを飛ばした本作は、強豪の多いチャート争いで、封切り3週目でもトップ3をキープしたのは特筆に値する。
第4位は、映画『ワイルド・スピード EURO MISSION』で958万ドル(約9億5,800万円)、そして第5位は、先週のトップから大転落してしまった映画『ザ・パージ(原題) / The Purge』で、832万ドル(約8億3,200万円)の興収。ホラー作品は、公開から2週目にかなり高い降下率を記録する傾向があるが、それにしても75.6パーセント減というのはかなりの数値……。
さて、アメリカでは夏休みも本番。今週末も、強力ラインナップがひしめき合っている。映画『モンスターズ・インク』待望のシリーズ第2弾となる映画『モンスターズ・ユニバーシティ』、ブラッド・ピット主演のアクション・ホラー映画『ワールド・ウォーZ』。来週のランキングを乞うご期待。(ロス取材・文:明美・トスト / Akemi Tosto)