ジェラール・ドパルデュー飲酒運転で有罪
フランス国籍を放棄し、現在ロシアの市民権を取得したジェラール・ドパルデューが、飲酒運転により有罪判決を受けていたことがThe Hollywood Reporterなど複数媒体により明らかになった。
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ドパルデューは昨年11月、スクーターバイクで転倒した際、血中濃度が、酒気帯び運転とみなされる0.5mgの3倍を上回る1.8mgだった。ドパルデューの弁護士は、数時間前にシャンペンを一杯飲んだだけだと主張していた。
検察側はドパルデューに免停と罰金支払いを要請していたが、2年間の実刑もあり得る罪状であるにもかかわらず、ドパルデューは審議への出席を3度にわたって延期。これ以上延期が続くことに業を煮やした裁判所は、4,000ユーロ(約52万円)の罰金と6か月の免停を課すことに決定した。(1ユーロ130円計算)
昨年『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』に出演したドパルデューは、フランス人女優ファニー・アルダンがメガホンを取る映画『カデンセ・オブスティネ(原題) / Cadences obstinees』が今年12月にフランス公開を控えているほか、アベル・フェラーラ監督、ジャクリーン・ビセット共演の、フランスの経済学者にして政治家のドミニク・ストロス=カーンを題材にした映画『ウェルカム・トゥ・ニューヨーク(原題) / Welcome to New York』が現在ポストプロダクション中だ。(鯨岡孝子)