20世紀フォックスのロゴに富士山が…78年の歴史で初の試みが実現!
ヒュー・ジャックマンが主演を務める映画『ウルヴァリン:SAMURAI』の冒頭で、20世紀フォックス映画のロゴが日本仕様になることが明らかになった。78年にわたる同社の歴史で、ロゴマークに日本が登場するのは初めてのこと。このロゴは富士山の世界遺産登録発表に合わせて制作されたといい、今回が世界初公開となる。まさに日本を舞台にした本作ならではの試みだ。
20世紀フォックスのロゴといえば、高らかなファンファーレとともにサーチライトが動く、映画ファンならばおなじみのもの。日本仕様となる本作のものでは、雨に煙る東京の夜、神社の屋根にたたずみ、刀を持っているウルヴァリンの姿からスタート。背後には富士山がそびえる中、カメラが後方に引いていくと、東京タワーが登場し、そして20世紀フォックスの見慣れたロゴを冠したビルとサーチライトが現れる……という特別仕様になっている。
おなじみのファンファーレは封印され、最後にはウルヴァリンの3本爪がビルを引き裂くという趣向も凝らされた同ロゴ。富士山が日本の象徴であること、さらには主演のヒュー・ジャックマンが富士山愛好家であり登山経験もあることから、日本支社がロサンゼルスの本社に申し入れて実現したという。
本作は『X-メン』シリーズの人気キャラクター・ローガンことウルヴァリンを主人公にしたシリーズ最新作。日本を舞台に、ローガンの運命の戦いが描かれる。真田広之、TAO、福島リラという日本人キャストが出演することも話題になっている。(編集部・福田麗)
映画『ウルヴァリン:SAMURAI』は9月13日よりTOHO シネマズ日劇ほか全国公開