真木よう子、モスクワ映画祭で女優賞を目指す!舞台あいさつに登壇
現地時間29日、映画『さよなら渓谷』のモスクワ国際映画祭公式上映が行われ、主演の真木よう子、大西信満、大森立嗣監督、森重晃プロデューサーが舞台あいさつに登壇した。
真木をはじめとする登壇者が劇場に現れると、満員の劇場からは大きな拍手が。真木は「ドーブルイ ヴェーチェル(こんばんは)」とロシア語であいさつすると、7年ぶりの主演作となった本作について「この作品を撮影した去年の夏は、わたし自身の人生にとても刻まれました。そして今もなお、決して忘れることのできない思い出としてわたしの中に強く残っています」と明かした。
「この衝撃的なラブストーリーが、日本を超え、全世界の皆さんの心に深く刻まれるよう、評価されるよう願っています」とメッセージを送った真木に続いて、共演の大西も「この作品はとてもシリアスな題材を取り扱っていますし、どこの国でも起こり得る出来事だと思います。犯してはいけない過ちを犯し、生きる希望を失ったとしても、この映画を観て希望を感じてもらえればいいなと思います」と呼び掛けた。
上映終了後には観客から大きな拍手が沸き起こり、翌日に控えた受賞結果発表への期待も高まった本作。今年の同コンペティション部門に出品された日本映画は本作1作となっており、最優秀作品賞、主演女優賞をはじめとする各賞受賞の可能性がある。
映画『さよなら渓谷』は、『悪人』『横道世之介』などの原作者として知られる芥川賞作家・吉田修一の小説を、『まほろ駅前多田便利軒』などの大森立嗣監督が映画化。幼児が殺害された事件をきっかけに暴かれる一組の夫婦の衝撃的な秘密を描きながら、男女の愛と絆を問う。(編集部・福田麗)
映画『さよなら渓谷』は上映中