元俳優の黒田勇樹、俳優復帰に意欲
元俳優・黒田勇樹の初監督作品『ロングロングロングホリデイ』が10日にクランクインし、黒田と主演の春名風花(通称:はるかぜちゃん)が会見を開いた。本作で監督としての一歩を踏み出す黒田だが、俳優業についても「オファーが来たら受けたい」と前向きに復帰を検討していることを明かした。
現在、定職がなく、お金がないという黒田。今後のビジョンについては「目指すは映画監督。インディペンデントだけど4本目までは話が来ている」と語り、その夢の実現のために「来た仕事はできるだけやっていく。役者もオファーが来たら引き受けたい」と復帰に意欲的だ。
黒田は歌手の中村瑠衣と今年5月に離婚したばかりだが、すでに新しい恋人がいることも明かしている。この日も「5月の頭くらいから付き合い始めた。20代後半の一般の女性。タイプは『天然』な感じ」と改めて紹介すると、「相手の両親とは面識はあるが交際は伝えていない。撮り終わったら正式に伝えたい」とそのためにも監督業を是が非でも軌道に乗せたいと考えているようだ。
本作は黒田が講師を務める「演劇ワークショップ FreeAct」の生徒たちと作るインディペンデント映画で「年末には公開したいと思っている」とのこと。黒田は作品について「『エクストリーム・ボルゴメッツ』という架空の、平和を祈るためのスポーツをやっているといろんなことが起きるという、絵本のような雰囲気のファンタジー映画」と説明した。
黒田は「撮影は今月いっぱい。はるかぜちゃんの他にも(お笑いコンビ)ガッポリ建設も出演してくれる。作っている今は、他のことは何も考えられない。これまで出会った全ての監督を参考にして撮りたい」と意気込み、「撮影は楽しい、苦しい、離婚よりしんどい」と冗談を交えて明るくコメントしていた。(取材・文:名鹿祥史)