「あまちゃん」福士蒼汰に役名交じりの大声援!
俳優の福士蒼汰が14日、シネマート新宿で開催された映画『江ノ島プリズム』完成披露試写会に、野村周平、未来穂香、吉田康弘監督とともに来場、多くの立ち見客が出た場内は、福士への黄色い歓声に包まれた。
「仮面ライダーフォーゼ」で注目を集めた福士は近年、「あまちゃん」「スターマン・この星の恋」など話題のドラマに続々と出演。そんな人気急上昇中の福士の登壇に、女性ファンは大興奮。「弦太朗!」「種市先輩!」など、各出演ドラマにおける福士の役名も次々と叫ばれ、場内は興奮のるつぼと化した。「あまちゃん」効果もあってかファンの年齢層も幅広く、中には小さな女の子の姿も。その女の子が必死になって「蒼汰!」と声援を送り続ける姿は、会場を温かい空気に包んだ。
ファンの歓声を一身に浴びた福士は、笑顔で「今日はじめてお客さんに観てもらえるのがうれしいのと同時に、ドキドキがあります」とあいさつ。福士がコメントを発するたび、場内には「かっこ良すぎ……」「(福士の持つ)マイクになりたい……」といった、ため息まじりの感想が漏れ続け、吉田監督も「(会場の雰囲気が)ライブハウスみたい。こんなにお客さんが多いとは思わなかったから緊張しています」とその人気に驚いた様子だった。
本作は、江ノ島周辺を舞台に幼なじみの修太(福士蒼汰)、朔(野村周平)、ミチル(本田翼)の3人が織り成す青春映画。親友の朔の死に負い目を感じている修太が、ふとしたことで過去にタイムスリップが可能になり、朔の死を避けるため奮闘する姿を描く。
共演する本田の印象を尋ねられると福士は、「本田さんが廊下で僕に飛びついてくるシーンがクランクインだったんです。彼女は廊下の奥にいて、あいさつもできない状況だった。どんな勢いで飛び込んでくるのかと思っていたけど、(遠慮なく)すごい思いっきりやってもらえて、その辺りがすごくやりやすかった」とコメント。すると野村も「本当に明るくて素敵な方。人見知りもせず、3人で仲良く話ができて、良い人だなと思いました」と述懐。同世代の3人ということもあって、和やかな雰囲気だったことがうかがえる現場を振り返っていた。(取材・文:壬生智裕)
映画『江ノ島プリズム』は8月10日よりシネマート新宿ほかにて公開