『許されざる者』総勢11名の新ポスター公開！壮絶なストーリー展開を予感させるビジュアルがここに！

　第65回アカデミー賞で作品賞を含む4冠を制した同名作を、渡辺謙主演で日本版として「再生」させた映画『許されざる者』の新ポスターが公開され、渡辺のほか、柄本明、佐藤浩市ら総勢11名に上る豪華俳優陣のビジュアルが明らかになった。

　今回、公開されたポスターには、3人のメインキャストたちがそれぞれ別の方向を見つめている画（え）が。一度刀を捨てた男が、再び刀を抜くことで背負うことになる罪や痛み、孤独が伝わってくるかのような十兵衛役・渡辺の苦渋に満ちた表情、十兵衛の相棒・金吾を演じる柄本の眼光が放つ武士としての覚悟。そして、オリジナル版ではジーン・ハックマンにアカデミー賞助演男優賞をもたらした凶悪な警察署長役の佐藤が見せる、そこはかとない哀愁。日本を代表する名優たちの三者三様の表情が、演技合戦への期待をあおる。

　また、これまではストーリーの核となる部分が明らかになっていなかった本作だが、ポスターには業火に包まれる一軒の家屋が描かれており、十兵衛たちがたどる壮絶な運命を予感させる。

　「イーストウッド最高傑作」と言われる名作に新たな息吹を与えるのは、映画『悪人』『フラガール』で高い評価を得た李相日監督。孤高のガンマンを描いた西部劇から、1880年の北海道へと舞台を移し、かつて「人斬り十兵衛」と恐れられた幕府軍の残党が、顔をずたずたに切り刻まれた女郎のために再び刀を持ち、命を懸けた戦いに身を投じる姿を描く。

　男の生きざまを壮絶に描いたドラマに、かつて日本の武士が持っていた武士道精神を加えた本作。日本映画、そして日本の俳優だからこそ表現できる男の強さとはかなさに、期待は高まるばかりだ。（編集部・森田真帆）

映画『許されざる者』は9月13日より全国公開