ウィレム・デフォーがイタリアの巨匠パゾリーニ監督を演じる!
演技派俳優ウィレム・デフォーが、映画『キング・オブ・ニューヨーク』『バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト』のアベル・フェラーラ監督が手掛ける新作『Pasolini(原題) / パゾリーニ』で主演することが明らかになった。The Playlistなど複数のメディアが伝えている。
ウィレム・デフォー主演&アベル・フェラーラ監督!映画『4:44 地球最期の日』場面写真
本作は、『デカメロン』『カンタベリー物語』などで知られるイタリアの巨匠ピエル・パオロ・パゾリーニの最期の日々を描いたもの。フランスのカプリッチ・フィルムズ、イタリアのウラニア・ピクチャーズが製作を務め、主役のパゾリーニをウィレムが務めることになった。
パゾリーニは、1975年に『ピエル・パオロ・パゾリーニ/ソドムの市』を撮影後にれき死体で発見されている。当時、エキストラで出演していた17歳の少年が犯人と思われたが、2005年に「犯人は別におり、家族に危害を加えると脅されたため罪をかぶった」と告白したため、真相は謎のままである。
フェラーラ監督とウィレムはこれまで3作でタッグを組んでおり、本作が4度目となる。信頼し合うフェラーラ監督とウィレムの関係が、どのような化学反応を生み出すのだろうか? 撮影は今年中に開始される。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki・山口浩太)