くぎの刺さったわら人形と同じ箇所を骨折…『怪談新耳袋』シリーズ最新作舞台あいさつ
全国各地の心霊スポットに潜入し、数々の挑発行為を続けてきたバチあたり集団“殴り込みGメン”が13日、渋谷シネパトスで行われた『怪談新耳袋 殴り込み!劇場版<魔界編 前編>』初日舞台あいさつに出席し、撮影の裏話を語った。
人気シリーズ最新作が上映されるということで、会場は超満員。この日は“殴り込みGメン”のギンティ小林(映画ライター)、市川力夫監督(映画秘宝アルバイト)、後藤剛(映画製作会社シャイカー社長)、青木勝紀監督、山口幸彦(プロデューサー)というおなじみのメンバーが、市松人形のはち、富士の樹海で発見された呪いのわら人形・わらびんを伴って登壇した。
本作で映し出されるのは、“殴り込みGメン”の面々が沖縄県に降り立ち、ホテル廃墟、幽霊海岸などを舞台に恐怖と笑いの突撃取材を敢行する姿。山口プロデューサーは、舞台に沖縄を選んだ理由について「僕はプロデューサーなんで常に金勘定をしているんですが、データをとったら沖縄編の数字が良かった。それで今回は沖縄にしました」と明かした。
また、共に登壇した呪いのわら人形・わらびんについて小林が「富士から北海道に連れてきたら、僕と力夫(市川監督)が(わらびんにくぎが刺さっていた箇所である)ろっ骨を折ってしまった」とゾッとする話を披露すれば、青木監督が市松人形のはちを「はちは(“殴り込みGメン”に加入して)今年で3年目。ちょっとボロボロになってきていますね」といわわる一幕もあった。
そして本作では、わらびんとはちだけでなく、新キャラの「ハブ」も登場するという。小林は「魔界編の最後に、すべてを覆すものすごいキャラクターが出てきます。だから(20日から公開される)後編もぜひとも来てください」と観客の期待をあおっていた。(取材・文:壬生智裕)
『怪談新耳袋 殴り込み!劇場版<魔界編 前編>』は公開中(後編は20日から)