ケミストリー・堂珍嘉邦が映画初主演!
現在はソロ活動に専念しているCHEMISTRY(ケミストリー)の堂珍嘉邦が、辻仁成監督による映画『醒めながら見る夢』(2014年公開予定)に主演することが16日、明らかになった。堂珍は辻監督書き下ろしの主題歌も担当する。
本作は、2011年に堂珍が主演した同名音楽劇の映画化作品。同舞台は辻監督が演出を手掛けたもの。『真夏のオリオン』(2009)以来となる2作目の映画出演ながら主演の座を射止めた堂珍は「舞台版では描かれていなかった、違う人物、関係性との対比がおもしろい」と作品の印象を語る。
舞台で演じて以来、キャラクターには愛着と責任があるといい「『優児』というやりがいのある役なので、プレッシャーも感じました。とにかく優児は普通の精神状態ではありません。現実と、非現実に悩まされながらも、愛することの難しさと素晴らしさを受け止め、ひたむきに進んで行く姿をぜひご覧下さい」と力を込めた。
辻監督は「音楽劇として上演したのが2011年。震災の年でした。これを映画化したいと奔走した二年。答えの無い不条理な世界に生きざるを得ない私たち。行き場を失った愛はどこへ向かうのか、愛の本当の姿は何か、誰もが考える想いを本作に託しました」と制作の経緯と意図を明かし、「手塩にかけて育ててきたこの企画が最高のキャストで日の目を見る時がきました。役者、スタッフ一丸となり、この夏、京都を舞台に全精力を傾け挑みたい」と意気込んでいる。
本作は、古都を舞台に2組のカップルが追い求める真実の愛を描くラブ・ストーリー。堂珍演じる劇団の人気演出家・優児の妻に高梨臨がふんし、石橋杏奈、村井良大、松岡充、高橋ひとみら多彩な顔ぶれが共演を果たしている。(編集部・小松芙未)
映画『醒めながら見る夢』は2014年全国公開予定