『アベンジャーズ』続編のタイトルが発表!新たな敵はウルトロン!
コミコン2013
米サンディエゴで開催された「コミコン・インターナショナル:サンディエゴ2013」で現地時間20日、米マーベル・ピクチャーズのパネルディスカッションに、大ヒット映画『アベンジャーズ』のジョス・ウェドン監督が出席し、続編のタイトルを明かした。
観客の歓迎を受けたウェドン監督は「本当に何も言うことはないんだけど、一つだけ(パネルでの発表に)付け足すことがあるんだ」と前置きした後、短い映像を披露。最後にウルトロンというロボットの姿が現れ、画面に『ザ・アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン(原題) / The Avengers: Age of Ultron』というロゴが映し出されると、会場は騒然となった。
ウルトロンは、マーベルコミックス「アントマン」の主人公ヘンリー・ハンク・ピムによって作られた、自我を持つロボット。凶悪な思考回路を持ち、人類に反旗を翻して「アベンジャーズ」と敵対。原作ファンにも、名ヴィラン(悪役)として知られている。
タイトル発表後、映画の内容に関して、ファンの間ではさまざまな憶測が飛び交ったが、ウェドン監督は、発表翌日に受けたMarvel Entertainmentのインタビューで「1作目の内容を決める前から、やるかどうかわからないけど、2作目にはウルトロンを出すべきだと思っていたんだ」とコメント。さらに「最近『エイジ・オブ・ウルトロン』という同じタイトルのコミックが出版されたので、そのストーリーをやると思っている人が多いようだけど、そうじゃない。僕たちは、ウルトロンの登場する独自のストーリーをやるんだ。オリジナルの物語には、ハンク・ピムが出てくるけど、映画には出てこないよ」と明かした。
また続編の内容は「ウルトロンが出てくるし、SFの要素が前作よりも少し強い。だから、映画のトーンは以前よりも暗くなると思う」とのこと。現在、脚本を執筆中だといい、「楽しいことの一つが、(ジェレミー・レナーが演じたヒーロー)ホークアイを書くこと。前作では、冒頭から悪いやつに操られ、ほとんどしかめっ面をして歩き回っているだけだったけど、今作ではほかの連中とやりとりするところをもっと見られる」と明かした。撮影は、来年の2月末から3月初めにロンドンで開始予定。完成は2年近く先になってしまう予定だが、今から公開が待ち遠しい。(取材・文・吉川優子)